プチ小説 ちゃらんぽらんじゃなさそうなプチ小説 20.曲がった愛情 事故の電話を、受けた沙耶は「大丈夫だから。」なんて言う匠の言葉なんて耳に入るわけもなく、1時間あれこれ考えたあげく、匠の家に向かっていた。 「ってか、自分が事故したのになんで私に大丈夫?って言うの?」 電話口での匠はいつもに増... 2020.10.29 プチ小説
プチ小説 ちゃらんぽらんじゃなさそうなプチ小説 19.父親 「あ、もしもし?沙耶? 夜迎えに行くから。 うん。また出る時連絡するな!」 今夜はバスケの試合を観に行く約束をしている。 勤務終了時間が待ち遠しかったが、夕方からやけに忙しくて、あっという間に約束の20分前。 「やばっ!... 2020.10.27 プチ小説
プチ小説 ちゃらんぽらんじゃなさそうなプチ小説 18.気持ちの天秤 ピピピピッピピピピッ アラームの音で、目が覚めた。 見上げるとそこには、寝息を立てる匠がいる。 スースー気持ちよさそうな寝息と、安らかな寝顔に沙耶の顔がほころぶ。と同時に昨晩のことを思い出して、顔がみるみる赤くなった。 ... 2020.10.26 プチ小説
プチ小説 ちゃらんぽらんじゃなさそうなプチ小説 17.体温 『もう帰るとこ。店のうまいやつ、お土産にしたから持ってっていー?』匠は杏との食事を早くあっという間に切り上げて、すでに沙耶の部屋へ足を向けていた。 LINEは、既読にならない。 『もー寝た? でもまだ8時だよな?さすがに寝ない... 2020.10.25 プチ小説
Uncategorized すごく些細な事だけどイラッとしちゃう事 その1 あのさ、冷凍庫の自動製氷機。いくら自動でも水がないとできないんだよね 私は夏でも冷たいものはあまり飲まないので、一年中ほぼ氷は、使わないのに、そりゃ家族のためにせっせと製氷機に水を補充するわけですよ。 私の頃と違って、今は学校... 2020.10.20 Uncategorized
プチ小説 ちゃらんぽらんじゃなさそうなプチ小説 16.罪悪感 1話 匠の胸の中で久々に感じた安心感は、後になって罪悪感に変わった。なんでここで、ほっとしてる? ヒロをわたしから奪ったのは匠。辛いのは匠のせい……なのに。 沙耶は頭を揺さぶった。 今日は朝から吐き気がする程の偏頭... 2020.10.19 プチ小説
プチ小説 ちゃらんぽらんじゃなさそうなプチ小説 15.看病 「あーなんか寒気がするんだよなー。」 「匠大丈夫?顔赤いよ?」 杏は匠の顔を覗き込んで、ほっぺたを触った。「ほら!熱いよ。絶対熱あるって!」そう言いながら、今度は両手で匠のほっぺたを触ってグッと顔を引き寄せ、自分のおでこで熱を... 2020.10.18 プチ小説
プチ小説 ちゃらんぽらんじゃなさそうなプチ小説 14.少年 翌日、沙耶は仕事帰りに匠の病院に向かった。 「沙耶ー。会いたい。」昨日の匠の言葉に胸が鳴った自分に罪悪感があった。 ごめん。ヒロ。 心は行く事をためらっているが、足は病院へ向かっていた。これは、計画を実行しているだけ。た... 2020.10.15 プチ小説
時短メニュー ながら時短料理~肉巻き焼き~ 正社員フルタイムで働く、家事育児も一人でこなすアラフォーの「ながら料理」です。帰宅して30分から1時間で「いっただきまーす!」を目指して。さぁ今日もLet's cook! じゃがバタ 今日も電気圧力鍋に頑張ってもらいます。 ... 2020.10.14 時短メニュー
プチ小説 ちゃらんぽらんじゃなさそうなプチ小説 13.慰め 「もしもし?沙耶? 今日何してる??」 亜紀からのお誘いの電話だ。 いつもの、彼氏の愚痴を聞かせる為だろう。 「あーごめん。ちょっと体調悪くて。 大丈夫大丈夫。ただの風邪だから。寝れば治る。 また誘って。」 とても... 2020.10.13 プチ小説